第5回 スピード2倍の「重量選果機」とキレイ・きちんと5S

10月初めにウシジマ青果に「重量選果機」がやってきた!
太秋柿の選果から始めるので是非見に来てください。
と言う甘~いお誘いを受けて
とろける様な太秋柿の口触りを頭に描き
下心満点でいざ出陣!

「重量選果機」って何?

機械に太秋柿を載せて手作業でLですと言ったらL玉の箱に
Mですと言ったらM玉の箱に選別されていた昨年まで。
時間と手間と人員が掛かるたいへんな作業だったのです。
今はスピードの時代なのに…。
今度導入された「重量選果機」のずらりと並んだカップに太秋柿を1個ずつ置いていくと
あら不思議!重さ別に仕切られた台を滑って箱の中に着地して行く。
作業も昨年までの2倍という高速さに。
山と積まれたコンテナから次から次に「重量選果機」に掛けられていく。
スピードだけではなく何回も手で触れない分商品の痛みも少ないそうです。


時代と共に変わった選果の仕方

ちぎりたてのピチピチの太秋柿がコンテナに入れられ並んでいる
選果場の片隅に強大な円定規のような物が果物の名前を書かれて置いてあった。
昔はこの定規の円周でLとか3Lと分けていたそう。
これも手間暇がかかって大変だったそうです。


壁にずらりとかかった鋏やヘルメット!これって?

社長と奥さんが、ある農業法人さんのセミナーを聞きに行った時
そこの5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の取り組みにこれは凄いと感動し
すぐに視察に行き取り入れたのが工具に番号を振り
その形に線を描き収納できるようにした手法。
何が足りないか、しまい忘れたかがすぐにわかる。
探す手間の短縮にもなる。
グチャグチャにしていると何が無くなったか
何処で無くなったか分からないでしょ!
きゃ~!耳が痛い!
毎日バッグの中を探し回っている私には心に響き過ぎ!
何が入っているか分からない袋やかばん!!!
明日から何とかしなくっちゃ。


マチに待った太秋柿の試食タイム!

「重量選果機」の見学も無事終了。
太秋柿の切った写真を撮らせてくださいとお願いをして
オレンジ色の実がつややかな柿を真っ白の皿に並べてズームで撮影。
糖度が乗ってキラキラと輝く表面が
食べてくださいと囁いております。
奥さんの食べてみてくださいの言葉に待ってましたと
柿を口に頬張るとシャキシャキ感ととろけるような触感が相まって
糖度の高い甘―い柿の香りが口の中いっぱいに広がります。
あ~幸せ。取材者冥利につきます。
シーズン真只中の太秋柿。
嫁入り先はいっぱいだけど、主婦探偵を見たと言って連絡していただければ
貴重な太秋柿が購入できるかもです。